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自動車で成長を遂げてきたニッポンが、世界最大の自動車大国になすべきこと

現場半生中継 その16

中国の自動車市場が世界一になったというニュースは知っている方も多いかと
思います。
販売台数でアメリカを抜き、製造台数で日本を抜き、数字だけでいえば名実と
もに世界トップになりました。

しかし、中国に長く滞在したことのある方なら誰でも分かる通り、中国は全く
もってクルマの先進国とはいえません。
信号無視する人びと、逆走するバイク、立ち込める排気ガス・・・・。
とても外国人がクルマに乗ろうと思える環境ではありません。

数字をもう少し詳しく見てみましょう。
中国の2009年の自動車販売台数は1364万台に達し、アメリカの1042万台を抜き
ました。これにより、中国は世界シェアの20%に達したことになります。
しかし、自動車の保有比率で比べると2008年末時点で中国の保有台数は約5000
万台で人口100人あたりの普及台数は4台に過ぎません。日本の60台、アメリカ
の80台と比べると中国の自動車の普及率がいかに低いかが分かります。

つまり、中国の自動車市場の伸びはこれからが本番だということです。
もし中国の普及率がアメリカ並みにあれば、中国だけで世界の自動車保有数と
並ぶ計算になります。

こんなにホットな中国の自動車市場で各メーカーの状況はどうなっているので
しょうか?

まず、中国の国内メーカーは100社が乱立し激烈な競争を繰り広げています。
また、当然世界の主要メーカーも巨大市場に群がっているので大混乱の渦のな
か数字だけが膨張しているのが現状といえます。
世界的に自動車業界はビッグ3という言葉がよく使われます。GM、フォード、
クライスラー。トヨタ、日産、ホンダ。ワーゲン、ベンツ、BMW。
自動車大国はスモール100がビッグ3へと淘汰して行くのが常なので、中国も
いずれはメーカーの数が減り、代わりに世界的メーカーが出現してくるのでし
ょうね。

日本メーカーでいえば、日産がトヨタ、ホンダを押さえ一番の販売台数となっ
ています。いずれにせよ、各社のシェアは毎年大きく変動しており、米・独・
中・日・韓のメーカーによる戦国時代の勝者がどこなのか、10年経ってみない
と全く予想不可能というのが実態だろうと思います。

なぜ、自動車の話を突然はじめたかというと、うちの上海の施設のオープニン
グコンセプトとしてクルマをテーマに全館プロデュースするアイデアが進行中
なのです。

自動車を産業の柱にしてここまで成長を遂げてきたニッポンが、いまの中国に
向けて、さて何をすべきでしょうか?
これが僕の大きな関心です。
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国貿天地城、見参!!

現場半生中継 その15

このブログを始めてからこれまで、僕が上海で具体的に何をしているのか
一切明かさずにここまで来ました。

今回は、それを初めて公開したいと思います。

上海市中心部の西側に虹橋(ホンチャオ)というエリアがあります。

虹橋空港は国内線と国際線を兼ねた空港で、東京の羽田空港と同じで都心に近
い便利な空港です。虹橋駅は新幹線のターミナルで、近くリニアモーターカー
のターミナルにもなる予定です。中国を代表するヒトとモノの流通拠点といっ
ていいエリアです。
空港と駅に隣接した場所には、世界最大の国際展示場が建設中で2年後には完
成する予定です。

この中国最大級の開発計画のど真ん中に威風堂々と建つのが「国貿天地城」、
そう僕の現場です。

周囲よりも早く建設をはじめたので、開発区の荒野に欧風の城がズドンと突如
現われたような、いい意味で違和感バリバリ目立ち過ぎの建物です。
まだ何もなかった頃のお台場にフジテレビが出現したときのような、衝撃がと
ても心地よい感じです。

百貨店、映画館、ホテル、イベントホール・・・・・等々。六本木ヒルズをひ
とつにまとめたような巨大施設です。
外装はロシアの城のようで、中庭にはロンドンのタワーブリッジが!
超絶のアメージングプレイスなのです!!

この国貿天地のエンターテイメントと宣伝のプロデュース、そして日本のショ
ップやコンテンツの導入がボクの仕事です。

中国のスケールと武士道を融合させ、未だ見たことのない世界を皆様にお届け
したいと思います。
この取り組みをお伝えすることで、少しでも日本の誇りを取り戻すきっかけに
なれば、日本に疲れた方々に新しい道を示すことができるならと。
そう願っております。

P.S.
齋藤孝さんは著書で「日本人最弱説」を唱えています。身体が小さく酒に弱く
押しに弱い・・・。そこで、僕が最強日本人を中国で炸裂させているうちに記
事の更新が遅れてしまいました。反省・・・。

ホテル部分

国貿天地 鳥瞰

中庭角度 拷贝

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外国語が出来ないのは、勉強不足だからではない!

現場半生中継 その14

外国語が出来ないのは、勉強不足だからではなくて、言いたいことがないから
だ!

元祖バックパッカーとでもいうべき作家の故・小田実さんはいいました。
お勉強していても英語が話せるわけではなくて、本当にアメリカ人に言いたい
ことがあれば、きっとアメリカに行き何としても英語を話すはずだという意味
です。

ホントにそう思います。

この人は帰りの便の航空券と200ドルだけもって世界一周旅行に出かけて行
ったつわもので、後に安保闘争やベトナム戦争への痛烈な批判を繰り返した平
和運動家でした。

海外を舞台に勝負する場合、現地語はどうしても越えなければならない壁です。
20代でアメリカに渡ったときもそうだったのですが、僕の場合どうしても行
きたい衝動が先にあるので、言葉の問題は必然的に後回しになってしまいます。

日本で仕事しながら外国語を勉強して3年後に行くなんてことは、貯金を貯め
て家を買ってから女性にプロポーズするようなもんで、死にたいくらい退屈だ!

たった今、僕は上海に入れ上げているので中国語のひとつも出来ないまま現場
に突入してしまっています。取引先に日本語を話せる人や英語を話せる人がい
たのをいいことに、中国語抜きで中国人や中国企業とズケズケと仕事の話しを
しているのです。

でも、これには限界があります。相手のオーナーはコテコテの中国人ですので、
通訳や翻訳を挟んでいたのでは、僕の方が満足できなくなってきました。きっ
と相手もそうなんでしょう。

そこで、日本にいるとき3時間の中国語個人レッスンを週2回受けることにし
ました。もう始めて1ヶ月になりますが、これがすごく効率いい。
DVDや本で会話の勉強はしていましたが、テキストに出てくる言葉は僕には
関係のない会話なので(あたりまえですが)ピンとこないし退屈です。
でも、中国人相手の個人レッスンだと自分がいいたいことがストレートに学べ
るし、もともと興味のある会話だから覚えるのもラクです。

ネットで検索して知ったのですが、外国語の個人レッスンを斡旋する会社も増
えてるんですね。

どうしても言いたいことがあれば、英語だろうが中国語だろうが話せるはず。
と、信じて僕も突っ走ります。

日本経済や日本企業のグローバル化よりも、個人のグローバル化の方がよっぽ
ど大切である、と僕は思うのです。

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「地球を美しくすれば儲かります!」と中国企業に言いたい!

現場半生中継 その13

皆さん、いらなくなった洋服ってどうしてます?
ユニクロはお客様から不要なユニクロ製品を回収して、世界の難民キャンプに
寄贈しています。その量はウガンダ、ミャンマー、グルジアなど8ヵ国に累計
200万点を超えました。
衣服は寒さ暑さを防ぐことはもちろん、傷や感染症の防止、さらに人間の尊厳を
守る大切な品です。
これって凄くないですか!?

話が唐突でしたが、僕が関わる中国の企業には是非ともCSR活動を積極的に
して頂きたいと思い、イケてるCSRの事例を研究していたのです。
CSRはCorporate Social Responsibilityの頭文字で、日本語では企業の社会
的責任と表現しています。企業は利益を追求するだけでなく、社会に対する影
響に責任をもたなければならないという考え方で、特に欧米ではCSR活動と
企業イメージが強く関連しています。

「責任」というと堅苦しいのですが、僕の解釈でいえば社会の役に立つ、ある
いは信頼をつかむことで企業が長期に成長できる環境を作るための活動です。

ユニクロの場合は洋服のメーカーであり販売会社ですから、洋服に関すること
でCSR活動を実行し、それを顧客や株主などに対して広く告知することでユ
ニクロの企業理念を感じてもらうことが一番効果的です。
また、ユニクロは日本のほか、アメリカ、イギリス、中国など11ヵ国で店舗を
展開するグローバル企業でもあります。
柳井正社長いわく「企業は社会の公器であるという理念を理解するグルーバル
企業であると世界に伝えることがCSRの目的」です。

ところで、経済誌の東洋経済がCSR企業ランキングを毎年発表しています。
2012年は1位:富士フィルム、2位:トヨタ自動車、3位:ソニーの順で、ユニ
クロは上位700社に見当たりません。
構造危機に瀕している富士フィルム(フィルムが消えた)やソニー(連続大赤
字)がCSRに熱心なのは切なくもリアルな気もします。
それにしても、ランク外にも関わらず存在感のあるCSR活動を行うユニクロ
の上手さが光ります。

ユニクロは他にもCSRというべきか分かりませんが、障がい者雇用を極めて
積極的に行っています。ユニクロ店舗の8割で障がい者を雇用し、障がい者雇
用率は8%に達しています。法定雇用率は1.8%ですから非常に高い水準といえ
ます。
ユニクロは当初は社会貢献の一環として意識していたようですが、途中から重
要な企業戦略として障がい者雇用を捉えるようになります。障がい者がひとり
加わることによって互いに作業をフォローしあう意識が育ち、結果、売上に大
きく貢献したというのです。だからどんどん障がい者を採用するようになった
と。従業員1万人を超えるユニクロに数多くの障がい者が溶け込み、全体の向上
につながっているとすれば、これぞ健全な社会貢献だろうと感心しました。

さて、僕は上海の中国企業にユニクロ流のCSRをどんどん採用するよう働き
かけるつもりです。国際社会のイメージとして「企業の社会的責任」という観
点からいえば中国企業ほど酷いものはありません。
だから、逆にCSRを効果的に実行してPRすれば目立つし効果も期待できる
と思うのです。
高度成長期の中国企業に気高きCSRの理念を押し付けても実態として社会へ
の貢献にはつながりません。それは30年前にイギリス人がCSRを日本人に説
いたところで、日本人経営者には眠たい話にしか聞こえなかったのと同じです。
それよりも、「地球を美しくすれば儲かります!」と言った方が全員にとって
結果ハッピーです。

まさに「上海に愛を! 日本に未来を!!」の第一歩です。

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日本のビジネス戦士を見直しました

現場半生中継 その12

あまりにも面白い本を読んだのでご紹介します。

「巨龍に挑む~中国の流通を変えたイトーヨーカ堂のサムライたち」という本
で、著者の湯谷昇羊氏は週刊ダイヤモンドの元編集長です。

ご存知、日本の流通産業をリードするイトーヨーカ堂(以下IY)が1997年に
中国の四川省成都市に海外第1号店をオープンさせた際のドキュメンタリーが
中心となっています。
戦記モノのドキドキと経済モノのリアルさを合わせたような、とにかく面白い
のでぜひ読んで頂きたいのですが、さわりだけ紹介しておきます。

そもそものきっかけは、中国の一般国民にレベルの高い商品を提供できるチェ
ーンストアを誘致して欲しいと、中国政府が伊藤忠商事に依頼したことから始
まります。
高度な商品管理を行い、POSシステムを使って経理から物流までコントロー
ルする日本のトップ流通企業に進出してもらうことでノウハウを学びたいとい
う中国政府の思いがベースにありました。
そこで、白羽の矢が立ったのがIYだったわけです。

「お前、中国に行け!」「命令ですか?」「命令だ!」「わかりました」
当時、誰も中国になんて行きたくない。子供もいる、持病もある・・・。
それでも、社命を拒むことが退社を意味するIYにNoはない。

そうして選ばれた5名が成都に集まったのが1996年。中国政府の強い要望で、
1年後には開店させなければなりません。中国語が少し出来たのは北京に語学
留学した経験があるひとりだけ。日本語が出来る中国人を採用できるまで、
言葉も通じない国で開店の準備をいちからしなければなりません。しかも、
日本でさえありえない超短期間のうちに。

彼らが行ったマーケティング調査は、家庭のゴミ箱をあさって回ることです。
これなら言葉はいりません。スーツ姿でゴミ箱に手を突っ込む姿は近所の評判
になったようです。
採用は、途中で辞める人もいるだろうと1000人を採用。
最初の社員教育は日本流の挨拶です。
ところが誰も「いらっしゃいませ」の言葉を出せない。「そこまでやる必要な
い」と勝手なことを口々にいいます。
タイムカードを押す時間まで、集団でサボる人達もいました。「3回やったら
クビだ」と怒ると、翌朝ホワイトボードに旧日本陸軍の絵と「日本鬼、死ね、
帰れ」とホワイトボードに書かれていました。
1000人のうち200人はあっという間に辞めてしまいました。
研修が終わって入社手続きをしようとすれば、証明書がニセモノだらけで収拾
がつきません。街で堂々とニセ証明書が売られていたのです。

毎日夜10時に部屋に戻っても悩みばかりで寝付けません。おまけに辛い四川料
理で下痢つづき、全員が激ヤセしていきました。
教育担当責任者に至っては、成果を上げて日本に戻ったときには過度のストレ
スによる精神障害と心臓病の悪化で、辞表を提出するしかありませんでした。

開店直前にはPOSなどのシステムが全く機能しなくなってしまいます。
どれだけ説明しても中国人社員が作業を間違えるからです。中国人は同じ値段
のモノを同じコードにすればいいと思ってしまいます。単品管理など何故そん
なものが必要なのか見当もつかないので、自分が何をやればいいのか腑に落ち
ないのです。
「何故できないんだ!」と上司は叫び、「なんでこんなことしなければならな
いいんだ! 俺は悪くない!」と中国人社員は主張する。中国人女性社員はひた
すら泣きわめく。
もはや修羅場です。日本一の流通グループの代表として乗り込んだプライド、
POS管理する近代的な経営をして欲しいという中国政府へのメンツなど、日
本人たちも引くに引けません。
プロジェクトの長である本社専務が成都に来た時に、開店の延期を直訴しまし
た。ところが専務は、
「成都はパンダの町だから竹くらいあるだろ。つり銭入れるカゴ買って来い!
溜め銭で商売せんかい。大事なんはいいもん売って、感謝してお金をもらうこ
とや!」と一喝。

そのようにして開店を迎えます。
すると、お客様用トイレのトイレットペーパーは全て開店日に消えました。次
にペーパーホルダー、最後には便器まで盗まれてしまいました。倉庫に警備員
をおくと、警備員が高級タバコを全て盗んでいきました。

商品が売れたのは最初の3日間だけで、売上は予算の10%くらいの達成率。
日本の衛生基準にもとづいて食品を廃棄すると、ゴミ置き場から近所の住民が
拾って帰るありさまです。
日本のエリートサラリーマンにとって、まさに地獄絵図が展開されたのでした。

とはいえ、この日本のビジネス戦士たちは痛み傷つきながら、「日本式」とい
うものを立派に定着させていきます。

IYの面々が成都に開店させた1997年から15年が経ちました。
いまや、上海の店でPOSは当たり前になりました。泥棒やニセモノもずっと
少なくなりました。しかし、その分、世界の先進国も含め競争は高度に過密に
なってきています。

IYの面々を思い、かなりMな僕としては大変だとは思いながらも羨ましいな
ぁとも思ってしまいます。見知らぬ大陸で、ドラクエのような試練に見舞われ
ながら戦い進んでいく姿はとっても魅力的です。
僕のモヤモヤモンモンも、彼らの苦労を思えば消し飛んでしまいました。

イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅敏氏は彼らに常に言っていたそうです。
「客は買ってくれないもの。取引先は売ってくれないもの。銀行は貸してくれ
ないもの」
日本にいる時は何を言っているか分からなかったが、中国に来てよく分かった
といいます。伊藤氏が創業した頃の日本は、まさに1997年の中国のようだった
のでしょう。

あるのが当たり前とは決して思わず、なくて当たり前と腹をくくる精神は、き
っと逞しい未来を築くでしょう。

なお、舞台となった成都ヨーカ堂は2008年の中国改革開放30周年で外資系企業
として唯一最優秀企業に選ばれました。そして全中国で一店当たり売上№1を
達成したのでした。

プロフィール

Majestic Real Associates

Author:Majestic Real Associates
majestic.real@gmail.com
「日本の文化を世界へ」を目標にエンタテインメントとメディアの世界で日本を騒がせてきました。今度の舞台は上海です。世界№1都市へと成長する街に美と文化を花開かせます!

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