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人は独りだという覚悟をもって生きること

起業の掟 その5

本当の成功って何でしょうか?

僕は森に住んだことがあります。何故か?
ナメクジのように卑怯で、ヒルのように人の生き血を吸い、ネズミのように
暗闇を歩く、そんな自分に相応しい場所だと思ったからです。

200人を超える従業員、1000人近い株主、世界中にいる目標を共にす
る仲間たち、多くの期待を背負い僕は急成長会社といわれた企業のトップにい
ました。しかし、その多くの期待に僕は応えることができませんでした。

僕や僕の会社とは関係ないところである大事件が起こり、大きなうねりの中
に飲み込まれたような出来事がきっかけでした。大きな利益を上げた株主や高
く評価された実績はあっという間に消え去り、目の前に現れたのは果てのない
闇でした。それまでに築いたものを死守しようと、戦えば戦うほど全てをなく
し、仲間まで傷つけてしまいました。

ある日のこと。大きな交差点で、下を向いて横断歩道を無口に歩く人の群れ
とすれ違ったとき、本当に心の底からその人たちがうらやましいと思いました。
つまらなそうに生きている普通の人に、うらやましくて嫉妬していたのです。
涙がとまりませんでした。人前で泣くなど、自分の記憶にないことでしたが、
とめどなく続きました。潮時とはこういうものなのかと、ひとり思いました。

そして森に入ったのです。
漆黒の夜の山を歩き、沢で座禅を組み瞑想しました。いく晩も森で過ごしま
した。自分の心と真っ直ぐに向き合ったのは、このときが初めてだったのだと
後で気付きました。
そこで、僕の心に刻み付けられたことは、「人は独りである」ということで
した。母のへその緒を切られた瞬間から、人は死ぬまで独りなんだと。
そして、つながりへの未練を断ち切ったことで、他者を他者として見ること
ができ、人を怨む心が消え、かわりにやさしい気持ちが湧いてきました。
「自立」という何気ない言葉が深く胸に刻まれました。

人は独りだという覚悟をもって生きること。
本当の強さも、本当の成功もその先にしかないのではないかと思います。

自分は自立しているか?
この国は自立しているか?

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28

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ソニー創業者 盛田昭夫さんとの思い出

起業ニュースタイル考 その2

随分と前のことになりますが、僕が20代前半のころソニー創業者の盛田昭
夫さん(当時ソニー会長)と2ヶ月に1回、定期的にお目にかかる機会があり
ました。非常にコンフィデンシャルな会合でしたので、主旨は伏せますが当時
感じた盛田さんの時代に切り込んでいく強い姿勢は本当に印象深いものでした。
残念ながら今は故人となってしまった盛田さんの思い出で、今の時代に生か
したいことをお話したいと思います。

当時、盛田さんは世界の産業界のリーダーのひとりと言ってもいい立場でし
た。ソニーの商品は高品質の代名詞で、アメリカでのブランド好感度も1位に
なっていました。
一方、日本はというと、アメリカが伝家の宝刀スーパー301条を抜いて日
本を恫喝し、不公平な貿易圧力を加えられようとしていました。強すぎる日本
経済を力ずくで押さえつけようとするアメリカの乱暴さは戦後生まれの僕には
信じられない暴挙に写りました。
日本がライジングサンと呼ばれ、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という
書籍が世界で話題となっていた時期のことです。石原慎太郎氏と盛田さんの共
同エッセイ集である『「NO」と言える日本』が大ヒットした頃でもあります。
 
この当時、盛田さんがいつも言っていたのは、「なぜ日本の官僚や政治家は
もっとはっきり海外に対してモノをいわないのか!?」ということでした。
政治的な経済交渉の場で日本がモノをいわないから、民間企業が矢面に立た
ざるを得なくなる。民間企業はグローバル化しているのだから日本の国益を考
えれば政治とは切り離されるべきなのに、政治が役割を果たさないから不必要
な巻き込み方をされるのだという趣旨であったと記憶しています。

政治と経済がワンセットになって動くのが、アメリカであり中国です。最近
は韓国でも政府とサムソンはじめとする旧財閥との連携が効果を上げているこ
とが話題となっています。韓国のお家芸になりつつあるこの手法は、まず大統
領または有力政治家が他国との調整をして地場を築き、民間にバトンタッチす
るというやり方です。大統領自らが露払いをしてくれ、場合によっては資金ま
で国がバックアップしてくれる大盤振る舞いです。
いざとなれば国がバックについている心強さは海外で勝負する経済人にとっ
ては大切なお守りのようなものだと思います。

そこで、今の日本の政治家や官僚はどうでしょうか? 
盛田さんが顔を真っ赤にして怒っていた頃よりももっと頼りなく、もっと卑
怯になってはいないでしょうか?

盛田さんはどうしたかというと、反対するソニー幹部を押し切って対日強硬
派のアメリカ議員と直談判し、ホワイトハウスに働きかけ、一歩も引かない姿
勢で正論をアメリカにぶつけていました。ソニーのアメリカ国内での評判を気
にして大義を曲げれば、先々に大きな災いとなって返ってくると盛田さんは語
気強くおっしゃっていました。
また、主張をぶつけ合わないから誤解がより大きくなり、逆に平和的な解決
が見出せなくなるのだということも言っていました。
そんな中、自民党や通産省では盛田さんを通産大臣(現・経済産業省)にす
る機運が盛り上がり、思案に暮れるなか盛田さんは体調を崩し長期入院するこ
とになったのです。自分たちじゃアメリカに歯が立たないので企業トップであ
る盛田さんに大臣になってもらおうという政治家や官僚の節操のなさも困った
ものですが、実際に盛田さんが大臣になっていたらと考えると残念なことです。

60歳を過ぎて、地位も名誉も財産もある盛田さんが、アメリカ相手に捨て
身の交渉に挑んだのです。大義とポリシーを死守するために。
(ソニーの復興を陰ながら僕も応援せずにいられません)

日本では、アメリカや韓国のように国家や経済界のシステムが起業家の海外
進出をバックアップすることは期待できません。
しかし、日本の内需を期待して夢のある起業をすることが難しくなった今こ
そ、盛田さんのスピリッツを思い出したいと思います。
日本人の知識と文化への感性は世界屈指だと信じています。また、敗戦の焼
け野原から立ち上がった根性は今でも生きていると信じています。

若さと日本人の誇りを胸に、ノーアポで外国の政治家や経済界のVIPに飛
び込むくらいの勇気を持ちたいと思います。
僕も有言実行で実践していきます。

03

27

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日本でのお金の奪い合​いを止めてお金持ちの​国から稼ぎましょう

起業ニュースタイル考 その1

夢を叶えるために、自分を変えるために起業を目指している方、既に起業し
て会社の発展に向けがんばっている方々と一緒に、日本で起業することの在り
方を考えてみたいと思います。
僕が最初に自分の会社を作ったのは今から15年以上前のことでした。その
頃と今で何が変わったでしょう? 僕が第一に挙げたいのはインターネットの
普及です。ケータイやスマホも含めると、1日のなかでネットにかかわる時間
もお金も増える一方です。これから競争が激化するスマートテレビが普及すれ
ば益々ヒトとネットの係りは深くなっていくでしょう。

ここで、根本的に考えておきたいのは僕らがネット漬けになったからといっ
て、日本の経済の発展とは関係なくなってしまっていることです。戦後の経済
発展のなかでは、マイカーブームが起これば日本の自動車産業が世界に躍進し、
テレビがカラーになれば世界最高の品質のテレビが日本で生まれました。みん
ながオシャレになれば繊維は国を支える大産業になりました。

ところが、今どうですか?
ネットが全国民的に普及したのに、当の家電大手は未曾有の大赤字です。こ
んなに国民挙げてネット社会を作り、小学生までスマホを使っているというの
にです。極論すれば、アメリカの技術を買って、アジア製の製品を使って、日
本人はただお金を使って踊っているだけなのです。
このまま、お金を使い果たしたらどうなるのでしょう。年金も払えない国に
期待できることはなにもなく、新たなお金を生み出す根幹となる技術も人材も
外国任せです。ヒドイ言い方ですが、燃費の悪い時代遅れのボロ車になり下が
る恐れを感じます。
かつて繁栄を極めたギリシャやイタリアの現状を思えば、決して言い過ぎで
はないと思うのです。

そこで、僕ら起業家、または起業家志望はどうするかです。
まず、ネットの恩恵を経済的に取り込むことです。東京や大阪の生活が苦し
ければすぐに地方の家賃も食費も安いところに引越しましょう。そして、日本
のお金を奪い合うのをやめてお金が余っている国から稼ぎましょう。
たとえば、海や緑がきれいな地方に住んで、中国や中東とのビジネスをする
ようなスタイルです。インターネットを駆使してメールやブログで情報を発信
し、スカイプを使って電話していれば何も困ることはありません。
中国なら出張するのも、LCCのおかげで茨城から上海まで往復2万円もし
ません。関西から上海も4万円しないのです。東京から大阪に出張するような
経費で、かつ、現地では物価が安いので日本にいるよりも安上がりです。

では、中国でどんな仕事をするのか? ひとくくりにしてサービス業やカル
チャー関係が狙い目だと思います。モノに溢れてきた中国で、次に消費者が求
めるのはサービスです。例外なく「いらっしゃいませ」「ありがとうございま
した」といえる日本のサービス精神は絶対に通用します。現に、日本でサービ
ス業を学んだ中国人が次々に成功を収めているのです。
また、エンターテインメントやファッションの分野も巨大なビジネスチャン
スがあると思います。よく知的財産権の問題がクローズアップされますが、そ
れだけ需要があるということで、あとはビジネスのやり方なのです。

日本人の留学生は2004年をピークに急減していますが、これはもったい
ないことです。アメリカに留学するお金がなければ、上海でもハノイでもジャ
カルタでもいいので、ぜひ行ってもらいたいです。日本にとっても個人にとっ
ても、今こそ日本の歴史始まって以来の大航海の時代だと認識して欲しいと思
います。
海を隔てた韓国人は、そりゃもうすごい勢いです。かつてのユダヤ人、中国
人華僑のように、韓国人は身ひとつで世界の都市に食い込んでいっています。
個人としては敬愛すべき韓国人ですが、チームジャパンとしては憎っくきライ
バルです。

地方に住んで世界で闘うスタイルについて、ひきつづき体験しながら考察し
ていきたいと思います。

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23

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自分よりも他人に向けた強い願望を持つ

起業の掟 その4

誰かのために頑張るっていうことはとても素敵ですよね。
20代の頃はあまりそう思わなかったのですが、40歳になるとしみじみと感じ
てきます。

メルマガを検索してみると、フェラーリや高級マンションを買った成功者な
る人が「君もこうすれば買える!」などと煽っている記事を多数拝見します。
物欲や金銭欲の充足は自己実現の分かりやすい出口には違いありませんし、否
定するつもりは毛頭ありません。

しかし、自分のためにすることを目標にすると、頭から客観性が消えてしま
うということを僕は何度も体験してきました。いつも客観的に自分を見ている
もうひとりの自分の存在が、物事を本当に成し遂げる人にとって絶対に必要だ
と思うのです。
そのためには、自分のための願望よりも、他人に向けた願望をもった方がう
まくいくように思います。たとえば、彼女を世界一幸せな女にするとか、両親
にバリアフリーの家をプレゼントするとか。そのために相応しい行動をとれば
自ずと自身の境遇もよくなっているはずです。
起業してリーダーになる方には、ぜひ他人を幸せにする具体的な目標を立て
て欲しいと思います。

03

23

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日本のサービスを再評価して中国で花咲かせましょう

現場 半生中継 その7

「ニッポンの心、世界の市場」をテーマに第2の起業のスタートラインに立ち、
ただ今、上海にて建設中の巨大百貨店のプロデュースを手伝っています。

今回は中国で通用する日本について一緒に考えたいと思います。

日中国交正常化が果たされたのは1972年のことで、今年は40周年にあたりま
す。田中角栄と周恩来による調印式は国民的な大ニュースとなりました。
以降、年々拡大していく日中間のビジネスは中国の安い製品を日本が輸入す
る貿易がベースになってきました。この基調は今でも続いており、日本で企画
して人件費の安い中国で生産するスタイルは大企業だけでなく中小企業にまで
浸透しています。

ここで、最近になって指摘されるのが「産業の空洞化」という問題です。労
働市場が大きく中国にシフトしてしまい、産業の現場が日本から消失してしま
うことへの危機感が背景にあります。何をいまさらという話なのですが、キツ
イ労働は人件費の安い中国人にさせておいて、日本人は技術と金融のセンター
としてアジアで君臨していけばよいと疑うことなく常識のように思っていたの
です。僕もなんとなくそう思っていました。
ところが、日本の景気は長期低迷期に入り、実質失業者が急増し、混迷する
政局の中で打開策も見えてきません。ならば、生産拠点を国内に戻せばいいか
というと、日本で生産した高い商品は消費者に対する競争力をなくしてしまっ
ています。

一方、中国は国家資本主義ともいわれる独自の国家成長計画を次々に打ち出
し、ついにGDPは日本を超えてアメリカに次ぐ世界2位まで躍進しました。
この巨大市場を目指して、アメリカ、ヨーロッパ諸国、韓国の大企業が中国へ
となだれを打って進出し、成長した中国企業とともにしのぎを削っています。
もはや、そこには日本頼みの、日本の仕事なら安くてもがんばる、中国の姿は
ありません。
日本の下請けではなく、ハイアールなど中国メーカーの日本進出も本格的に
なってきています。中国系のファンドによる日本企業や日本の土地買収も活発
です。日本の観光地の多くは中国人の誘致が命綱になってもいます。

僕が思うに、結論はひとつです。経済大国となり世界最大の人口を抱える中
国で日本のモノを売るしかありません。日本の経済を活性化し雇用を創出する
ためにすべきことは中国市場への本格進出に違いないと思うのです。
ところが、日本のモノが簡単に中国で売れるかといえば、答えはノーです。
価格競争力では中国企業に太刀打ちできず、得意のハイテク分野でも常に韓国
企業が行く手を阻んでいます。

そこで、僕が考えたのが「サービス」分野での中国進出です。気の利いたお
もてなしの文化を武器に中国人に日本のサービスを楽しんでもらい、結果とし
て日本のモノを選んでいただこうという発想です。
百貨店とテレビ局を組み合わせて新しいサービスを提案していく、僕の実験
的プロジェクトが成功するならば、日本の将来に光が差し込む大きな風穴とな
ると信じています。
この大義をもって、プロジェクトに邁進していきたいと思います!

03

17

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薄い博学は目を曇らせる

勉強しすぎっていうのも困りものです。
僕の場合、勉強がキライだったこともあって、親や友達にも驚かれるほど勉
強をしたことがありませんでした。
ところが、起業して、会社が大きくなって、上場して・・・と環境が変わっ
ていくなかで、偉い人にも会えば、専門外の仕事も増えてきます。そんななか
で、勉強していないと会社のブランドを下げるのではないかと心配になって、
やたらと本やインターネットで事前勉強するようになっていきました。

いま振り返って思えば、これは凄くマイナスだったと思います。どんどん浅
い知識が広がって、知ったような気が幅広いジャンルに蔓延してしまったので
す。知らなければ素直に聞ける質問が、中途半端に知っているから核心をつか
めなくなっていた気がするのです。

もちろん勉強は大切です。自分が深めるべき専門分野やライフワークにした
い分野等は勉強すればするほど磨きがかかるでしょう。
いいたいのは、薄い博学はかえって目を曇らせるかもしれないので、ご注意
を! ということです。

03

17

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ニオイを嗅いでから食​べる日本人と宇宙人で​も食べる中国人

現場 半生中継 その6

「ニッポンの心、世界の市場」をテーマに第2の起業のスタートラインに立ち、
ただ今、上海にて建設中の巨大百貨店のプロデュースを手伝っています。

今、上海でプロジェクトに邁進している僕の交渉相手は当然ながら中国人で
す。日々のやりとりで感じた日本と中国の違い、それと生活したことのあるア
メリカと中国の違いについて、今日はお伝えしたいと思います。

上海にしても、北京にしても中国人のビジネスマンと話してみて、一番感じ
るのは中国人は凄く前向きだということです。良くいえば、ですが・・・。
悪く言えば、話がオーバーなので正確な事実関係をつかむのが難しいともい
えます。たとえば、「OK!」といわれたとき、本当にOKなのかどうか慎重
に確認しないと後が大変です。
「どのくらいOKか?」と聞いても「こ~んなにOKだ!」と答えるような
人たちなので、かなりマンガです。中国人は相手を説得するためなら、アリを
ゾウにするくらいは平気です。嘘つきかといえば、そうでもなくて火のないと
ころに煙は立てないのですが、とにかくオーバーなのです。
こちらが慎重なことを言おうものなら、日本人が根性なしのようにまくした
てて来るので、僕の場合は中国人に負けないくらいこっちもオーバーに話すこ
とにしています。嘘にならないようアリをゾウにする・・・。
あとで、お互い冷静にウラを取り合えばいいのではないかと、思ったりもし
ています。

よく見るのが、話のデカイ中国人と、肝っ玉の小さい日本人の会話です。ど
ちらも本質的には良い人なのですが、百年経っても話が前に進みそうにありま
せん。これは、民族的な文化の違いもあるのですが、どうも自信をなくしたば
かりの日本人と自信満々になったばかりの中国人のメンタリティが大きく影響
しているように僕には感じられます。
遣唐使として中国に行って文化も宝も持ち帰った空海のように、タフな日本
人でいた方が、双方にとってプラスが大きいように思うのですが、いかがでし
ょう?
デッカイ話にはデッカク応える、西郷さんのような肝っ玉でいきたいと僕は
思っています。

一方、アメリカではそうはいきません。デッカイ話はあくまでデッカイ話で
なければならず、小さな話は小さくしないといけません。3年ほどの在米生活
でしたが、アメリカでは酒の場での話という概念はないので、常に発言には責
任がついてきます。これはお互い様なので、中国ほど後でウラをとる必要が少
なく、まさにビジネスライクという言葉がピッタリです。
中国のビジネスマンはアメリカ人より日本人の方が付き合いやすいと思って
いるようですが、これは納得です。中国人とアメリカ人じゃ、トラブルだらけ
になりそうですもんね。

いずれにせよ、僕は今日もデッカク中国人と勝負したいと思います。

03

16

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リスクヘッジにこだわり過ぎてリスクの海を漂う愚

起業の掟 その3

リスクヘッジという言葉が僕はすごくキライです。

投資家がかならずクチにする言葉で、僕も資金調達をするたびに「リスクヘ
ッジが弱いのではないか?」といわれ、汗をかきかき必死に説明していたもの
です。

でも、投資家を納得させるためにリスクヘッジを強くした結果、成功したビ
ジネスは経験上ありません。
ビジネスチャンスには、それが天から降ってきたときのあるべきカタチとい
うのがあって、後付けでどうリスクヘッジをかけようとしてもカタチが損なわ
れることの方が多いと思うのです。
事業の本質をしっかりと見定めて、投資家にも取引先にも真っ直ぐに話すこ
とが大切で、過剰にリスクヘッジを求める投資家にはノーサンキューだと突き
離すのが理想です。

リスクヘッジやマーケティングにこだわり過ぎた結果、新しいビジネスが生
み出されずリスクの海をさまよっているように思えてなりません。

03

16

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意外なほどのIT先進国、中国で通用するネット戦略とは

現場 半生中継 その5

前回、日本の過去のテレビ局のヒット企画を生かして、上海で巨大百貨店と
メディアの相乗効果を生み出すことの可能性について触れました。
今日は、ネットと百貨店の相乗効果について考えてみます。

上海のような中国の大都市では、ネットの影響力は日本以上ではないかとす
ら思います。
Google=百度、Face Book=人人網、twitter=微博、YouTube=youke、
チャット=QQなど、日本にある主要なネット上のサービスは中国でも揃って
います。違うのは、日本がアメリカのサービスをそのまま使っているのに対し
て、中国はアメリカのサービスを規制で拒絶し、瓜二つの国内企業によるサー
ビスを行っている点だけです。
百度
人人網
微博
Youke
QQ

また、楽天の代わりに淘宝網というサイトがあり、2億人もの会員が淘宝で
ショッピングしているEコマース大国でもあります。商品数は5億点を超え、
決済システムもエスクロー方式で利便性が高く、出品者と購入者がリアルタイ
ムのチャットで値切り交渉までできるなどある意味世界で一番進化したかたち
ともいえます。
国土が広く、売場や交通網も日本やアメリカに比べれば不便な分、Eコマー
スが発達しやすい土壌であったことも大きいでしょう。

日本人から見た一般的な中国のイメージからすれば意外なほど中国はIT先
進国で、なかでも上海ではネット戦略はあらゆる業種にとって最重要課題のひ
とつなのです。
IT対策が常識化してしまった上海で、どのように他社と差別化したネット
戦略を立てればいいでしょうか?
僕が上海で感じたのは、ネットの世界とリアルの世界が別個に成立していて
快適で自由な行き来があまり試されていないように思いました。
現実の場とテレビとネットが、ひとつのコンセプトのもとに統一されていて、
行き来するたびに驚きや感動を生むような演出はあまりなかったように思いま
す。
また、価格以外の「おトク」があまり開発されていないようにも思います。
体験や感動の入口として、ネットが機能するようなアプローチをじっくりと
考えて行きたいと思います。

03

16

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日本で経験した実績と反省を高成長の街で生かす

過去の失敗といまの挑戦 その3

大げさに言えば、過去は恥に溢れています。自信満々に、何の疑いも持たず
してきたことが、心を澄ませて振り返ってみたとき何と恥ずかしいことばかり
なのでしょう。別の言い方をすれば、何と嘘の多いことでしょう。
 
その場、その時を全力で生きてきた実感はあるのですが、自分の後に残され
た道は、きっと引き返せば花の咲く平坦な道ではないはずです。
拡大してみれば、日本の大都会は高度成長とバブルの爪あとが深く刻まれた
反省の縮図でもあります。

私たち日本人は今、出口の見えない焦燥感のなかであがき、サバイブを模索
しているわけですが、視点を変えてみてはどうかと思います。
個人も社会も、僕が日本が歩んできた発展と反省の過去を次世代の世界をリ
ードする都市で生かしてはどうかと思うのです。

誇りを覚える実績と忘れることのできない後悔を、もう一度上海でいちから
花咲かせたい。発展の渦中にいる上海人にはできない、経験がなせる技がきっ
とあると信じています。

03

16

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日本のテレビのヒット企画を上海でリバイバル

現場 半生中継 その4
 
いま、考えているのは中国で百貨店とテレビとネットを結びつけ、どうのよう
な効果を生み出せるかということです。日本の経験(企画と結果)を上手く生
かして、より効果的で楽しい演出ができればと思っています。

日本の実例で、まず頭に浮かんだのは大ヒットしたテレビ企画の「ASAY
AN」でした。オーディションを連発し、テレビ(有名プロデューサー)と視
聴者によって新しいスターが次々に生まれていきました。小室哲哉による「コ
ムロギャルソン」をはじめ、音楽に限らずファッションデザイナーに至るまで、
テレビ局が新人発掘装置のようになって、ある種合理的に商品化されていきま
す。
視聴率もテレビ東京としては異例の高さでしたし、波及経済効果も大きかっ
たと思われます。
「ASAYAN]の機能をもって、あの鼻につく偉そうな演出姿勢を除いた番
組を中国の有力テレビ局で放送できれば、僕がプロデュースする百貨店との相
乗効果は高いと思います。番組は人とモノを生み出し、百貨店は柔軟に場を与
えることができます。売場もイベント場も、映画館も全て揃っているわけです
から。

あと、「王様のブランチ」も参考になります。身近な流行を独自の切り口と
半専属のレポーターを通じて伝えるスタイルは購買意欲をそそりやすい構成に
なっています。もしスタジオがテレビ局内ではなく百貨店内にあればお客様を
誘導する絶好の武器になるでしょう。また、映画や音楽を深く掘り下げること
で、番組のブランディングを保っている点もなかなかです。

テレビではありませんが、東京ガールズコレクションも世界に例をみない独
特のイベントです。上海や北京でもイベントを開催したことがあり好評を博し
ていました。スーパーモデルではなく、雑誌やテレビで親しみのある人がモデ
ルとして登場する距離の近さがポイントで、オシャレをして参加した観客とス
テージの上は一体感で包まれています。
テレビと巨大な百貨店があれば、ガールズコレクションを応用した新しい演
出が可能でしょう。

世界のフロントラインをひた走ってきた日本の経験の良い部分を、新しい世
界を牽引する上海に綺麗にバトンタッチできるなら、日本カルチャーの一端を
担わせてもらった僕としてもすごくやりがいのある仕事です。
 期待したよりもいつも薄っぺらくなってしまっていた、日本でのジレンマを
払拭する機会として思えば、上海で再チャレンジできることに感謝の気持ちで
一杯です。

03

16

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起業家を守るのは仲間ではなく創業の信念

起業の掟 その2

起業をされる方が悩む一番の課題は資金調達ではないでしょうか?
僕の場合は、やりたいことを実現するため手段をとわずに資金を集めていました。
自分のもっているお金は本当に大した金額ではなかったのですが、目標を実現す
るにはどうしても2億円くらいの創業資金が必要でした。

だから、自分のやりたいことを企画書にまとめて片っ端からアタックしたもの
です。自分の名刺ホルダーと仲間の名刺ホルダーを全部かき集めて、名刺ジャン
ケン大会をし優先順位を決めます。ジャンケンのルールはどっちがお金持ちかだ
けです。1位から順にアポイントを入れて口説いていくわけです。
結果的に2億円は集まりましたが、全て真っ正直に資本金に入れていたので、気
がついたら僕の株式シェアは10%を切っていました。おかげで、10社程の株主の
お相手をするのが、僕の重要な仕事のひとつになってしまいました。また、自分が
会社の主導権を質実ともに取るまでの苦労は並ではありませんでした。

それでも、この資本金があったから自己実現をできたことは絶対に否定できま
せん。ましてや、今の景気を考えればお金持ちは神様に見えてしまうでしょう。

そこで、掟をひとつ。
起業するあなたの目標を神に書いて、みんなに見えるところに貼りましょう。
アナタを守ってくれるのは、投資家でも仲間でもないと心に割り切りを持つこ
とです。アナタを守るのは、あなたの思いでしかありません。投資家とモメたと
き、仲間と意見が合わないとき、座標軸となる起業の目的を神棚のように貼って
おくことが、アナタに1本の筋を与えることになります。
その上で、プロの方々がいう「資本政策」や事業計画の作り方など一切無視し
て思いを片っ端からぶつけて資金をゲットしてください。理屈はあとでついてき
ます。

03

16

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最高の影響力を持つ日本の雑誌と韓国に押される上海の現場

現場 半生中継 その3

「ニッポンの心、世界の市場」をテーマに第2の起業のスタートラインに立った
僕の舞台は上海です。メディア、エンターテインメント、インターネットの力
を武器に巨大商業施設の立ち上げをプロデュースすることが使命です。

ビジネスとしては、この施設に人がいつも集まり、楽しくショッピングや飲食、
それにエンターテインメントにお金を使って頂かなければなりません。
そこで、重要な上海のファッション事情について触れてみます。

今、上海には世界中のファッションメーカーが強力な消費パワーを求めて参入
しています。特に、高品質・低価格を売りにした大型チェーンストアにとって、
上海は世界で最も熱い戦場となっています。日本でファストファッションと呼ば
れるこれらの店は競うように一等地に次々に店をオープンしているのです。
日本の代表選手であるユニクロが上海に巨大店をオープンしたのは日本でもニ
ュースになりましたが、ZARA、H&Mが多店舗化をはかり、追うようにGA
P、FOREVER21も店舗数を増やしています。

日本でもそうですが、ファストファッションの対極として個性的なオシャレを
志向する顧客は当然上海にもいます。彼ら彼女たちはどこで服を買うでしょうか?
悔しいことに、ここでも韓国勢ががんばってるんです。韓国系のファッション
ビルが中心街にいくつかあって、そこでは日本製のような個性的な服が日本製よ
りも安く売っているのです。

サムソンががんばった結果、ソニーが大赤字になったのと同じで、ファッショ
ンの世界でも韓国企業はたくましくニッポンの行く手を阻んでいるような結果で
す。上海でも北京でも中国の大都市で、ファッションリーダーとなっているのは
日本の雑誌です。講談社の『ViVi(昕薇)』をはじめ、日本のファッション誌に
中国の若い女性は釘付けになっています。モデルの藤井リナなんかは雑誌の影響
でとても有名な日本人です。
でも売れるのは、『ViVi』に載ってるような服を売ってる韓国ブランドなんで
すよね。もちろん、moussyなど善戦している日本ブランドもあるのですが、
全体的に言えば、日韓戦の分は悪いようです。

絶対有利なはずの日本のメディア力がうまくビジネスにつながっていない現実
をどうするかが課題です。そこで、考えたのが日本の経験の集大成を今回の巨大
商業施設にぶつける試みなのです。

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16

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会社のお金と自分のお金

企業家は大胆でなければ起業する価値がありません。でも、会社のお金と自分
のお金の区別を間違えた瞬間から会社は滅びます。

オーナー社長であろうと何であろうと、会社のお金を使うときはケチにならな
ければならないのだな、としみじみ思いました。無駄な投資に終わったとしても、
必ず別のプロジェクトで穴埋めする自信が以前の僕にはありました。しかし、社
長がそんな気持ちでいれば、部下も同じ発想から小さな穴を開けるようになり、
いつしか会社は見た目だけ大きな虫食いだらけのアリ塚になっていたのです。

起業したその日から、会社のお金と自分のお金の分別を厳しく持つこと、これ
が何より大切なスタートだと思います。起業される方は、ぜひ心に留めてくださ
い。僕も今回は徹底します。

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自己紹介

今の僕をご紹介する前に過去について。僕が東京で自分の会社を作ったのは
30才のときでした。それまでに会社員として、またフリーランスとして積み
重ねた経験をもとに友人と創業し、時代の流れに乗って社員数は200人、売上
も200億円まで10年のうちに成長していきました。

最初の頃は自分の好きな仕事で成功することができた自分が誇らしく、幸せ
を実感してもいました。それが5年経ったころから、成長し続けることへのプ
レッシャーが更なる拡大を加速する悪循環を生み、10年経ったときに砂上の楼
閣は夢と消え去りました。
その僕が、ここにブログを始めるのは、いま心が前を向き、闘志が胸に帰り、
なすべきテーマを手に入れたからです。

第2の起業のテーマは、「ニッポンの心、世界の市場」です。今、僕が目指して
いるのは上海市場。過去(東京)、現在(上海)、未来(日本と世界の新しい仕
事の型)を織り交ぜ、現場の実践的ノウハウを開示していきます。
皆様に、僕とともに学び、悩み、成功を実感していただければ、本当に心強く、
幸せです。

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新しさと古さのレシピが成功の鍵

「世界初」「日本初」「○○記録」といった言葉を僕は本当に好きでした。
自分の存在を確認できるような気がしたのか、いつもビックリを追いかけてい
たものです。でも、それでニュースになって嬉しいのはほんのしばらくのことで、
あとは心の中でいつも後悔していました。
「損ばっかしてるよな」と、独り言を何度こぼしたことか・・・。

温故知新という言葉がありますが、新しいものが良いとは限らないという戒め
の言葉でもあるのでしょう。横並びの競争の中で、日本初や業界初を目指すのは
仕方のない部分もあります。でも、新しさと古さのレシピが成功の決め手だと今
になって思います。
東京の経験を上海で発揮しようと本気になれば、自然と温故知新のかたちにな
ってきます。東京で起こったいいことも悪いことも噛みしめて、ほんの少し後ろ
まで迫ってきている上海にステキに着地させたいですからね。

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クール・ジャパンを個人の力で実行する

現場 半生中継 その2

「ニッポンの心、世界の市場」をテーマに第2の起業のスタートラインに立った
今、僕が果たさなければならないのは、プロジェクト第1弾の成功です。

上海の大型開発区のど真ん中に忽然と姿を現しつつある巨大百貨店が僕の舞台
です。六本木ヒルズを何本か束ねたような敷地面積にズドンと建つ雄姿はショッ
ピングモールというにはあまりに荘厳で、ホテル、映画館、イベントホールを備
えた機能は百貨店という言葉でも不足しています。

この上海でも前代未聞の巨大商業施設を日本の心で満たしたエンターテイメン
ト&メディア空間にプロデュースするのが僕の仕事です。

日本の経済産業省が「クール・ジャパン」という政策を目玉として掲げている
のはご存知でしょうか?
日本の産業の力は科学技術だけでなく、クリエイティブにこそあるのではない
かという仮説をもとに、日本の美の力や想像力を通して海外でJAPANの輝き
を取り戻そうという試みです。大変すばらしいと思います。多くの著名なクリエ
イターや大企業が集まって推進中です。このクールジャパンの最重要アイテムの
ひとつがファッション(アパレル)で、その最重要ターゲットが中国、なかでも
上海です。

僕は以前、同省の委員をさせて頂いたことがあり、官の力と国の予算の強さも
それなりには理解しており、ぜひ成果を上げて欲しいと願ってます。
でも、僕は日本の政府は関係なく、中国人主導で日本のクリエイティブを上海
に根付かせたいと考えています。なぜなら、日本だから買うという人は少数派で
カッコいい服を買おうとしたら日本だったというのが自然でしょ!?

フランス、イタリア等のハイブランドやアメリカ、スウェーデン等のファスト
ファッションに混じって、日本のクリエイティブをどのように商業的にフィーチ
ャーできるのか? 
また、日本のクリエイティブなプラットフォームの上で、どのように上海のフ
ァッションデザイナーを含めたクリエイターを育成できるのか?
巨大商業施設とTVメディア、各種インターネットツール、エンターテイメン
トコンテンツを組み合わせることで答えを出したい! と思っています。

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生身の自分をさらす勇気

僕の悪い癖は、すぐに格好をつけたがり、生身の勝負ができないところです。

自分を大きく見せたり、相手にスマートな人間だと思わせたいがために、自分
の弱みを見せることを絶対に避け、常に話の上位に立とうとしていました。その
結果、消費ばかりする部下が増え、心ある仲間は去り、最後は一人ぼっちで自分
の会社を自ら去るはめになりました。

今回の挑戦は、生身の自分をさらす事です。相手に自分をさらけ出し、その上
で自分に厳しくプライドを持って生きていくこと。そうすることで、今よりも強
い自分になれると信じています。

プロフィール

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Author:Majestic Real Associates
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